描かずもがな

studio siwun blog

天内純子さん個展

今日はこれ。

天内純子さんの個展「扇子と小品展 2」を見に行きました。

 

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 天内純子 扇子と小品展Ⅱ
2018年7月3日(火)~16日(月・祝) 
10:30~16:30(初日12時半から 最終日15時まで)
古民家ギャラリー 蔵屋
〒247-0062 鎌倉市山ノ内1385-3 tel:0467-24-9534 

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 天内さんは、同じ大学で、卒業後も何度かグループ展でもご一緒させていただきましたが、今や雲の上、、、とっても人気がある、勢いのある作家です。

mizutotomoni.jimdo.com

さて、胸躍らせながら北鎌倉駅で下車、、、欧米からの観光客がいっぱい!

そういえば、北鎌倉は散策したことがほとんどなかったけど、なんだかとってもいいところなんだな〜、、、

なんて景色を楽しみながら歩いていたら、うっかり通り過ぎそうになりましたが。

 

 

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ここです。北鎌倉「蔵屋」。

なんでも、幕末期に飛騨高山から移築したという立派な古民家。 

少し前まではお食事処だったらしいのですが、今は業務形態を変更して、ギャラリーとして運営されているようです。

北鎌倉駅前 幕末期の古民家 - 【ギャラリー&お食事処 蔵屋】

 

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そんな普遍美を持つ空間にシンクロするように並ぶ天内さんの作品。

天内さんは以前にも、「生活空間の中にあるアート」という見せ方を提唱されていて、規格外のサイズで、額縁にも入れたり入れなかったりの作品を、いろいろな場所で展示されていましたが、今回は「扇子と小品」ということで、絵画作品とともに、扇子、団扇、手拭いなどが展示されていました。それらはもちろん使う用途ではなくて飾る用途なのですが、収納できるし、季節感がまたいいかも!? おもしろい試みだなあと思いました。

今は白い壁のギャラリーで四角い絵を展示するって時代でないのかもしれないですね〜

 

「水とともに」という、学生のときからの一貫したテーマで描く作品群は、見るたびに違った趣を放ちながらも、一貫してみずみずしく美しいものを捉える眼差しを感じます。筆一発で決める水墨画のような技法によって岩絵具の彩度と透明感が保たれ、キラキラと輝いている。こういう表現って長年の積み重ねで成し得るものだよな〜

 

まきこ先生の織りとのコラボレーションもよかった! 

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大いに刺激を受けました。